職場で「仕事ができない」人になってしまうことは、とても辛い経験です。
いつも上司に怒られ、劣等感を抱き、居心地の悪さを感じながら毎日出勤していると、「自分はなんてダメなんだろう…」と悲しい気持ちになります。
しかし、「このまま一生、仕事ができないんだ」と考えているのなら、それは誤りです!
仕事ができないと思われている状況を打破できる、二つの方法があります。
この記事では、「仕事ができない」で悩んでいる人が、状況を打開するのに役立つ方法をまとめています。
目次
- 仕事ができないと思われてしまうのはなぜ?共通した12の特徴とは
- 仕事ができない人の特徴①100%指示を受けないと作業できない
- 仕事ができない人の特徴②報告・連絡・相談が遅い
- 仕事ができない人の特徴③最後の確認ができていない
- 仕事ができない人の特徴④納期を守れない
- 仕事ができない人の特徴⑤病気や体調不良などで会社を休みがち
- 仕事ができない人の特徴⑥指示内容が通じない
- 仕事ができない人の特徴⑦愚痴や否定的な発言が多い
- 仕事ができない人の特徴⑧メモを取らない
- 仕事ができない人の特徴⑨謝罪より言い訳が先
- 仕事ができない人の特徴⑩何がわかっていないか自分でわかっていない
- 仕事ができない人の特徴⑪どうでもいいことにこだわる
- 仕事ができない人の特徴⑫分かったふりをしている
- 仕事ができない人の口癖は?
- あなたは「仕事ができない」と思われている?周囲の接し方・対応の危険信号
- 仕事ができない状態を改善する5つの方法
- 仕事ができない人は転職して評価を180°変える!
- 仕事ができないというレッテルは自分で剥がす!
仕事ができないと思われてしまうのはなぜ?共通した12の特徴とは
自分自身の悪い部分を探すのは、とても難しいことです。
ですが、仕事ができないと思われてしまう人には、いくつかの共通した特徴があります。
仕事ができないと思われてしまう人にありがちな特徴を12項目紹介するので、当てはまるものはないか確認してみましょう。
仕事ができない人の特徴①100%指示を受けないと作業できない
周囲から「あの人は仕事ができるな」と言われる人は、自分で考え行動している特徴があります。
反対に、いつも指示を待っていて、言われた仕事だけをする人は、なかなか高い評価を得られません。
上司や経営者は、常に受け身でしか行動できない人を見ると「単純作業しか任せられない」と判断してしまいます。
解決すべき問題や、会社や顧客の利益に繋がることに先回りして取り組めば、仕事ができるという信頼を獲得できます。
「わからなかったらすぐ聞く」にも要注意
仕事を進めている時、分からないことをすぐに聞いてしまう人も要注意です。
もちろん、間違っていたら問題になることや、今の実力では手も足も出ないことは、臨機応変に相談した方が良いです。
しかし、自分でよく考えず、インターネットで調べもせずに上司に解決策を聞くようでは「考える力がない人」と思われてしまうでしょう。
仕事ができない人の特徴②報告・連絡・相談が遅い
報告・連絡・相談が遅い人は、いつも周囲を困らせて、仕事ができないというイメージを持たれます。
会社などの組織では、全員がひとつひとつの歯車として一体になり、大きな仕事に取り組みます。
その中で、問題が生じても言わずに放置したり、連絡すべきことを伝えない人が一人でもいると、全体の動きが狂ってしまいます。
そのしわ寄せで上司や同僚に迷惑をかければ、あなたの評価は大きく下がってしまいます。
報告・連絡・相談は、社会人として基本中の基本です。
言わないとどうなるのか想像し、必要なことをしっかり報告・連絡・相談しなければ、「仕事ができない」というイメージから脱却できないでしょう。
仕事ができない人の特徴③最後の確認ができていない
毎回のようにミスをしている人が、仕事ができないというレッテルを貼られてしまうのは当然です。
「いつもミスをして怒られる」という人は、作業修了後の最後の確認ができていないのかもしれません。
何か作業を終えたら、問題がないか確認する習慣をつければ、失敗を最小限に抑えられます。
接客や営業など、リアルタイムで人と関わる仕事であれば、最後の確認なんてできないと思うかもしれません。
確かに、その場でゆっくり考えることは難しいかもしれません。
ですが、いつもどこで失敗するのか、気をつけるべきポイントを意識すれば、どんな仕事でも最後の確認をすることができます。
仕事ができない人の特徴④納期を守れない
納期を守ることは、社会人として信頼を得る第一歩であり、取引先や顧客に迷惑をかけないためにも不可欠です。
納期に遅れてばかりの人が、仕事で信頼されるはずがありません。
納期を守れずに悩んでいる人は、何が問題で仕事が遅れているのかをよく考えてみましょう。
仕事が遅れる原因には、スケジュール管理ができていない、つい先延ばしをしている、細かいことにこだわりすぎている、苦手なことをする必要がある、などが挙げられます。
もちろん、大量の仕事を押しつける理不尽な職場もあるかもしれません。
こればかりはあなたの問題ではないので、転職も視野に入れてみましょう。
仕事ができない人の特徴⑤病気や体調不良などで会社を休みがち
病気や体調不良などで頻繁に会社を休む人は、仕事ができない人という印象を持たれがちです。
仕事の能力と体調の維持は、直接的な関係はないのかもしれません。しかし、誰かが急に会社を休めば業務が遅れたり、代役が必要になったりします。
多くの人が「体調管理も仕事のうち」という価値観を持っているのも、仕方のないことです。
実際は仕事の能力が高くても会社を頻繁に休んでいるだけで、「体調管理ができない、仕事ができない人」というイメージを持たれてしまうのです。
思い当たる節がある人は、食事や睡眠の質・量に気を遣う、運動を習慣にするなど、体調を整えるよう心がけましょう。
ただし、うつの可能性もあるので早めに専門家に相談が必要
体調不良の原因がはっきりせず、「仕事に行きたくない」と気分が重くなってしまう場合、うつの可能性もあります。
「最近、気分の調子がおかしい」「仕事に集中できない」「仕事をするとおなかが痛くなる」などの症状があったら、医療機関に早めに相談しましょう。
特に、忙しくていつも疲労が溜まっていたり、「仕事ができない、どうしよう…」と悩んでばかりだったりと、強いストレスを抱えた状態が続いている人は要注意です。
真面目で責任感が強く、仕事に真剣に取り組んでいる人ほど、うつになりやすい傾向があるとも指摘されています。
「自分に限ってそんなはずない」と思う人は、多くの医療機関がインターネットで簡易的なチェックシートを公開しているので、試してみてはいかがでしょう。
仕事ができない人の特徴⑥指示内容が通じない
上司は部下に対して、「自発的に仕事に取り組める人材に育ってほしい」と願うものです。
自発的に取り組む人材になるのが理想ですが、最低限のラインとして指示された仕事をしっかりこなせば、悪い評価を受けずに済むかもしれません。
問題となるのは、上司が指示した内容が通じておらず、言われた仕事さえこなせていない場合です。
指示内容が通じないと、上司は「どうしたらいいんだ…」と途方に暮れて「仕事ができない部下」との烙印を押し、単純な仕事しか任せなくなります。
マンツーマンで再教育してもらうわけにもいかず、汚名返上には本人の努力が必要です。
指示内容が理解できない場合は、仕事の進め方のマニュアルがあれば見直すなど、基礎的なことを再確認してみましょう。
もしかしたら発達障害の可能性もあるかも?
マニュアルに従うような仕事でもスムーズにできないとすれば、発達障害が原因の可能性もあります。
発達障害がある場合、障害の特性を自覚した上で、自身の強みを活かせる仕事に就くことが大切です。
発達障害にはADHDやアスペルガー症候群、自閉症スペクトラムなどの種類があり、それぞれ苦手な分野や強みが異なります。
「発達障害だから仕事ができない」と決めつけず、特有の能力を活かせる仕事や、適した職場環境を選べば、大きな活躍ができるかもしれません。
社会に出てから仕事が上手くいかず「もしかして発達障害?」と思ったら、医療機関で診てもらうなど、専門家に相談してみましょう。
仕事ができない人の特徴⑦愚痴や否定的な発言が多い
職場で愚痴や否定的な発言が多いと、周囲から煙たがられるうえに、「仕事ができない人」だと見なされるかもしれません。
仕事ができる人は、何の得にもならない愚痴や否定的な発言を、わざわざすることはありません。
有能な人は、業務で問題が発生したら自ら解決に乗り出し、他者に不満を抱くことがあまりないからです。
対照的に、ネガティブな発言ばかりする人は問題解決に役に立っていない上に、まわりの人を嫌な気持ちにさせてしまいます。
「文句ばかり言っていて非生産的だ!」と、周囲の反感を買ってしまい、口ばかり動かして仕事ができない人だと思われてしまうのです。
どうしても仕事に不満がある人は、その気持ちは心に留め、こっそり職場を変えることも検討しましょう。
仕事ができない人の特徴⑧メモを取らない
「メモを取るなんて仕事ができない人がすることだ!」と、頑なにメモを取らない人は考えを改めた方がいいかもしれません。
メモを取らない人は、重要なことを忘れたり、同じミスを繰り返したりして、仕事ができないと判断されてしまいます。
確かに、優秀な人はメモを取る必要さえない、という考えもあるでしょう。
しかし、人間の記憶メカニズムは、見聞きした物事すべてを覚えておくようにはできていません。有能・無能関係なく、必要ないと脳が判断したことは忘れるようになっています。
仕事のできる人ほど記憶力に限界があることを理解し、忘れそうなことほどメモに頼ります。
今までメモを取っていなかった人は、ぜひメモを習慣にして仕事を効率的に進めましょう。
仕事ができない人の特徴⑨謝罪より言い訳が先
誰でも失敗はありますが、仕事ができないと思われるかどうかの分かれ道は、その後の対応にあります。
自分の非を認めて最初に謝罪する人は、相手に誠実な印象を与えることができ、失敗によるイメージダウンを最小限に抑えられます。
一方、謝罪よりも言い訳が先になれば、「謝りもしないなんて、反省はないのか!」と思われ、火に油を注ぐことになります。
自分がそこまで悪くない時は弁明したくなるものですが、それでもまず謝罪する癖を付けておきましょう。
誠心誠意謝った後、失敗の主な原因が自分にないと周囲が気付いた場合、「失敗の責任を背負う責任感の強い人」「誠実な人」と思われ、信頼を寄せてもらえるはずです。
仕事ができない人の特徴⑩何がわかっていないか自分でわかっていない
仕事がうまくできない時、何がわかっていないのか自分でもわかっていない人は、おそらく「仕事ができない」と評価されています。
誰でも、仕事を始めた頃はわからないことだらけですが、知らないことを一つずつ学ぶことで、できる仕事が増えていきます。
仕事ができるようになるには、自分は何がわかっていないのかを把握することが大切です。
学校での勉強に例えると、テストや問題集を解いた後に、わからない部分や間違った問題をやり直すことで苦手が克服していきます。
仕事にはテストのような採点はないですが、わからない部分を洗い出し、次はわかるようにするプロセスは、全く同じです。
これは、PDCA(計画・実行・評価・改善)サイクルとも呼ばれ、ビジネスの基本です。
仕事がうまくいかない人は、わからない部分や失敗を記録したり、上司に自分の改善点の助言を求めたりするのが効果的です。
仕事ができない人の特徴⑪どうでもいいことにこだわる
他の人が「どうでもいいのに」と思う部分にこだわりすぎれば、仕事ができないと思われてしまうかもしれません。
仕事の細部に注意を払うのは素晴らしいことであり、プラスの評価につながるでしょう。
ですが、それは「細かいけれど重要な部分」に気を配っていることが前提となります。
例えば、大事なお客様へ送る礼状について、文面をしっかり練るのはよいことですが、社内用の業務記録や日報で同じことをすれば、仕事が遅いと思われるだけです。
このように、細部にこだわることへの評価は、価値や利益につながる重要な部分なのかで決まります。
「つい気になっちゃう」という人は、気になる点が出てきたら一度立ち止まって考え、重要でないと判断したら手早く済ませ、大事な部分に手間をかけるよう心がけましょう。
重要かどうかの見極めが上手くなれば、細部にこだわる性格を「丁寧に仕事ができる人」という好評価につなげることができます。
仕事ができない人の特徴⑫分かったふりをしている
私たち人間はみな、相手からの評価が気になり、自分のプライドを守ろうとする生き物です。
分からないことがあった時に、知識や理解の不足を正直に認めて「すみません、よくわかりません」と言うのは、とても勇気が必要なことです。
ですが、分からないことを隠して分かったふりを続けると、失敗や無知という形で露呈し、大きく株を下げることになります。
説明や指導の内容が分からなかったら、それを伝えてもう一度教えてもらい、しっかりと身に付けることが、仕事ができる自分へとつながります。
ただし、「分かりません」を連発していると信頼をなくすので、自分で調べる努力は忘れないようにしてください。
仕事ができない人の口癖は?
仕事ができない人の口癖は、発言の表現や内容がネガティブである特徴があります。
大まかに分類すると、否定的・消極的な言葉、言い訳があり、次のようなものが代表的です。
- 否定的な言葉:「でも」「だって」「無理です」
- 消極的な言葉:「めんどくさい」「疲れた」「仕事辞めたい」
- 言い訳:「知らなかった」「忙しい」「時間がない」
こうした言葉は聞く人にいい印象を与えず、他力本願で向上心がないようなイメージを持たれてしまいます。
このような口癖があると、能力がなく仕事ができないと思われますし、同僚のモチベーションまで下げてしまいます。
たとえ仕事のスキルが高くても、否定的・消極的な言葉や言い訳を多用していると評価を下げることにつながるので、心当たりのある人は気をつけましょう。
あなたは「仕事ができない」と思われている?周囲の接し方・対応の危険信号
「仕事ができない」と思われている人への周囲の対応は、優しくサポートするか、あまり仕事を任せなくなるかという、対極的な2パターンがあります。
少し要領は悪くても、向上心を持って一生懸命に取り組んでいる人は、手取り足取り指導してもらえるなど、妙に手厚いサポートを得られることも多いでしょう。
一方、いつまで経っても仕事が覚えられなかったり、そもそも仕事に対して真剣に取り組んでいない人は、そのうち見放されてしまい、あまり仕事を任せてもらえなくなるかもしれません。
どちらのパターンにせよ、「仕事の与えられ方」が普通じゃないと感じたら、仕事ができないと思われているサインです。
周りがサポートしてくれるケースでは、期待に応えられるよう、教えてくれているうちに仕事のやり方を身に付ければOKです。
見放され気味な場合、汚名返上にかなりの努力が必要ですが、転職して周囲の評価をリセットすることも視野に入れてよいかもしれません。
仕事ができない状態を改善する5つの方法
「どうしよう、仕事ができない…」と焦っていると、なんとか状況を変えようと努力しても空回りしてしまうことがあります。
努力をするにしても、どこ直せばいいのかという指針を持っていなければ、いつまでも仕事ができない状態から抜け出せません。
そこで、仕事ができない状態を改善するために有効な、5つの方法を紹介します。
仕事ができない人の改善法①報告・連絡・相談の頻度を上げる
仕事ができない状態から抜け出すためにぜひ意識してほしいことが、報告・連絡・相談の頻度を上げることです。
「報・連・相」という略語もあるように、報告・連絡・相談は社会人の基本です。一人でまだ仕事を進められない人も、実践とフィードバックを通して仕事を習得する仕組みでもあります。
報告・連絡・相談をしっかりできれば、仕事のやり方がよく分かっていない段階でも、大きなミスをすることなく業務を進めることができます。
また、報告・連絡・相談さえできない部下に悩む管理職も多く、「報・連・相」ができているだけでも、ある程度は良い評価をしてもらえるでしょう。
もちろん、教わったことをメモしたり、身に付けたりする姿勢は必須なので、いつまで経っても「何でも聞いてばかりの人」にならないよう気をつけましょう。
仕事ができない人の改善法②何がわからないのかを明確にする
仕事を進めていくと、分からないことがたくさん出てくると思います。
仕事ができる人に成長するかどうかの分岐点が、「分からないこと」が出てきた時の対応であり、何がわからないのかを明確にすることがポイントです。
分からないことがあった時、うやむやにしてやり過ごしていると、次第に分からないことばかり増えていき、何がわからないのか自分でも把握できなくなります。
そうならないために分からないことはすぐに調べ、すぐに解決できないことは記録しておき、少しずつ解決していきましょう。
今は仕事ができて活躍している人も、分からないことを一つずつ解決していった過去の努力があってこそ、今があるということを忘れてはいけません。
仕事ができない人の改善法③納期より早めに仕上げる
仕事が与えられた際、「納期に間に合えばいいや」と考えている人は要注意です。
納期がはっきりと決まっている仕事は、与えられた納期よりも早く仕上げるよう心がけましょう。
働いていると、思わぬ急ぎの仕事が舞い込んでくる、何かトラブルがあって仕事が遅れてしまうなど、計画通りに進まないことがよくあります。
予想外のトラブルが原因でも仕事の納期が遅れれば、本人の責任にされてしまうことがほとんどです。
あらかじめ多少のトラブルは考慮しておくのが、仕事ができる人のやり方です。
「納期の前日までには終わらせる」など、期限に関する自分なりのルールを決めておくと、後回しを防ぎつつ、スムーズに仕事をこなせます。
仕事ができない人の改善法④否定的なことをいわない
普段発している言葉の影響は絶大なものがあり、周囲からの評価に大きく関わってきます。
「仕事ができる」という印象の形成には、否定的なことを言わないように気をつけ、肯定的な言葉を多く使うのが効果的です。
「できない」「無理です」など否定的な言葉を多用する人は、相手から「自信がなさそう」「実力が足りないんだろうか」と思われてしまいます。
難しそうな仕事を頼まれた時に「できません」と即答すれば、簡単なことだけをする「仕事のできない人」だと見なされるのです。
それを避けるには、「やってみます」などの前向きな姿勢が感じられる返答を心がけましょう。
挑戦して「やっぱり難しそう」となっても、判明した難点を具体的に報告すれば、最初から即答で断る人よりもずっと、仕事ができる人だと思われます。
仕事ができない人の改善法⑤何でもメモを取る
何でもメモを取ることは、仕事ができない状態を改善するうえで大きな助けになります。
「何でも」と言われても、具体的に何をメモするのか戸惑うかもしれません。
確かに、メモした内容が多すぎると、本当に大事なことが埋もれてしまいがちです。
そんなメモ初心者はまず、「義務」についてだけメモを取る準備期間を設けましょう。
具体的には、与えられた仕事や納期、仕事の進行に必要なこと、頼まれごとなど、忘れたら困ることをメモします。
このメモをこまめに見返し、書いた義務を守れるようになれば、仕事ができない状態を脱して「普通の人」になっているはずです。
義務を守ることができたら、さらに学びたいことや仕事の改善点など、「自分の将来や成長、高評価につながりそうなことなら何でも」メモを取るようにします。
たまに見返して、余裕がある時に挑戦する習慣を付ければ、大きな成長をもたらしてくれるはずです。
それでも辞めたい…と思ったら
今紹介した仕事ができない状態を改善する方法は有効ですが、一般論に過ぎず、必ず上手くいくものではありません。
一般論では通じないケースや職場もあります。人それぞれに向き不向きもあり、適した仕事や職場が存在します。
「前職では仕事が全然できなかったけれど、転職して職場・職種を変えたら、これまでがウソのように仕事ができるようになった」という人もいます。
あなたが仕事ができなくて悩んでいるのは、能力がないからではなく、向いていない職種を選んでいたり、上司や職場環境の悪さが原因かもしれません。
いつまでも自分に合わない環境に身を起き、消耗し続けることは、自分と会社双方にとって良くありません。
「やっぱり、今の仕事辞めたい…」と思っている人は、転職も視野に入れましょう。
もちろん、転職は人生の一大決心であり、成功するか非常に不安なものです。
ですが、転職の相談から面接、給与交渉に至るまで、すべてをサポートをしてくれる「転職エージェント」というサービスも存在します。
転職エージェントのようなプロに相談できるサービスを活用した人は、転職に成功しやすい傾向にあり、昔に比べ転職のハードルは下がっています。
仕事ができないと減給もあり得る?
日本の雇用環境では、仕事ができない人も法律に基づく雇用契約に守られているために、減給されるケースは珍しいかもしれません。
もちろん、会社ごとに雇用契約が異なり、成果が上がらないと減給する会社もあります。しかし、懲戒処分に当たるような不正をしない限り、減給されない会社も多くあります。
それでも、労働者の流動性が高く実力主義のアメリカなどに比べると、日本の労働者は法律で比較的手厚く守られています。
例えばアメリカでは「今日でクビ」という会社が少なくありませんが、日本では30日以上前に解雇通告をしなければならず、通告の際も「経営努力をしたが改善しなかった」など相当の理由が必要です。
仕事ができない社員も、滅多なことでは減給や解雇をされないのが現状です。
しかし、「だったら仕事できなくてもいいじゃん!」という考えは持たない方が賢明です。「窓際族」という言葉があるように、仕事ができない人を減給・解雇する代わりに、陰湿な方法で処遇することがあるためです。
会社や他の社員から煙たがられて出勤する毎日は、「辞めてほしい」とはっきり言われるより、さらに辛いかもしれません。
仕事ができない人は転職して評価を180°変える!
職場で「仕事ができない人」というイメージが定着していたり、「今の仕事が向いてない」と思うのであれば、転職した方が幸せになれるかもしれません。
マイナスの評価をプラスへ逆転させるには相当な努力が必要ですが、転職して周りの評価をリセットできれば、素速く良い評価を受けることも可能です。
ここでは、転職を考えている人に無料で利用できるオススメの転職エージェントを3つ紹介します。
おすすめの転職エージェント①パソナキャリア
最初に紹介する転職エージェントは、人材派遣大手のパソナグループが運営する「パソナキャリア」です。
パソナキャリアの最大の特徴は、求人の質が高いことです。
パソナキャリアには、優秀な人材を手に入れるために企業がこっそり求人を出している「非公開求人」が多く登録されています。
非公開求人は企業が厳選して人材を集めたい時に出す求人で、待遇がよい傾向にあります。
ホームページでは求人件数は5万件で、このうち8割程度が非公開求人と紹介しています。好待遇が期待できる非公開求人が多いのは魅力的です。
「待遇が良い会社に転職できるのかな…」と不安になるかもしれませんが、転職者の年収アップ率は67.1%に上ります。
パソナキャリアは担当者のサポートも手厚く、選考・面接の準備に力を入れることができます。
また、パソナキャリアで転職した人のうち3分の1以上が女性であり、男女を問わず安心して利用できます。
おすすめの転職エージェント②リクルートエージェント
次に紹介するのが、リクルートの運営する「リクルートエージェント」です。
誰もが知る業界大手企業が手がける転職エージェントで、非常に多くの求人が登録されていることが最大の特徴です。
公開、非公開求人ともに非常に件数が多く、求人数は25万件以上で、このうち6割が非公開求人です。求人を載せている幅広い業界も幅広いです、
「転職支援実績No.1」を掲げている通り、規模が大きく歴史もあるため、高いノウハウを持ち合わせていることも強みです。
キャリアアドバイザーの質も高く、履歴書の添削や面接対策を丁寧に行ってくれます。
転職エージェントを利用する際、一つだけでなく複数のエージェントに登録することが一般的ですが、リクルートエージェントは「真っ先に登録しておく」転職エージェントだといえるでしょう。
おすすめの転職エージェント③マイナビエージェント
最後に紹介するのは「マイナビエージェント」です。
マイナビエージェントは、転職が初めての人や、20代から30代の若い人に、特にオススメできる転職エージェントです。
新卒採用で名をはせるマイナビが運営し、転職に慣れない人対象のキャリア相談などサポートが手厚いのが特徴です。
また、マイナビは早くからIT企業の可能性を見出して求人を集めており、大手や中堅企業に限らず、IT系をはじめとするベンチャー企業とも、多くの接点を持っています。
手厚いポートやベンチャー企業の求人が多い点が、転職に慣れない人や若い人にマイナビエージェントをお勧めできる理由です。
マイナビエージェントも幅広い業界の求人を扱っていますが、特に営業職とIT業界の求人では豊富な案件があります。
仕事ができないというレッテルは自分で剥がす!
「仕事ができない」という辛い状態を抜け出すための、様々な方法を紹介してきました。
自分を変えて仕事ができるようにするか、転職して評価をリセットするか、どの方法でも何かを変えなければ現状は打開できません。
「今の職場で頑張ればなんとかなるかも!」と思う人は、今回紹介してきた方法を参考に少しずつ評価を変えていきましょう。
「今の評価を覆すのは難しい」という人は、転職エージェントに相談して職場を変え、新天地で「仕事のできる人」を目指すのが良いかもしれません。
転職後も「仕事ができない、を抜け出すためのテクニック」は基本になるので、気持ちを新たにしつつ、効率的に新しい仕事を覚えていきましょう。