薬剤師はどの転職サイトを利用すべき?選び方&特徴徹底比較

転職を考えている薬剤師の皆さんの中には、「転職サイトを利用するといいと聞いたけど、どのサイトを選べばいいのかわからない」という人もいるのではないでしょうか。

転職サイトはどれも同じに見えるかもしれませんが、サイトによって特徴が異なり、どれを選んでもいいわけではありません。

この記事では、薬剤師の転職サイトの選び方から希望の転職先別のおすすめの転職サイトまで、薬剤師の転職を成功させる転職サイトの活用法を紹介します。

薬剤師転職の成功と失敗を分けるのは転職サイトを利用したかどうか!?

転職市場で売り手市場が続く薬剤師でも、転職に失敗してしまう人も一定数存在します。

薬剤師の転職でありがちな失敗は、転職サイトを利用すれば解消できることも多く、転職サイトを利用したかどうかが転職の成否の分かれ目と言っても過言ではありません

具体的な失敗例と、転職サイトを利用した際の解決方法を紹介します。

薬剤師転職でよくある失敗 ①求人内容と実際の条件に違いがあった

求人票に掲載された内容を見て転職したのに、「残業時間が多すぎる」、「仕事の内容が違う」など実際の業務と違いがあったという失敗例は、薬剤師に限らず多くあります。

求人票は応募者を集めるための宣伝素材なので、悪い部分を書かない求人も多く、どれも素晴らしい職場に思えるものばかりです。

そのような求人票に惹かれて、きちんと調べずに転職すると、想像と実際の業務に差があると感じてしまうのです。俗に「求人詐欺」と呼ばれています。

その点、転職サイトを利用すれば、コンサルタントがきちんと求人を見極め、いい点も悪い点も説明してくれるので、このような失敗を未然に防げます。

薬剤師転職でよくある失敗 ②給料や年収だけで職場を選んでしまった

給料や年収は転職先を選ぶうえで重要ですが、お金だけで転職先を選ぶと、後悔する場合があります。

「自分のやりたい仕事と違う」、「スキルアップが期待できない」など、お金以外の問題で悩みを抱え、転職に失敗したと感じる例は少なくありません。

これは、自分のキャリアプランや働き方など、給料以外の項目を重要視していなかったために起こる失敗です。

転職サイトを利用すれば、コンサルタントがキャリアプランなどから総合的におすすめできる求人を紹介してくれるので、このような失敗が起きる心配もありません。

薬剤師転職でよくある失敗 ③転職理由がはっきりしていなかった

転職を考えている人の中には、「今の職場が何となく気に入らないから転職したい」など、ぼんやりとした理由で転職したい人もいるかもしれません。

はっきりした転職理由がないまま転職すると、次の職場でも同様にあいまいな不満を抱え、転職を繰り返す恐れがあります。

後悔しない転職のためには「なぜ転職したいのか」を明らかにし、導き出された課題を解決してくれる転職先を選ばないといけません。

転職サイトを利用すれば、コンサルタントとの面談で転職理由を整理できるため、ぼんやりとした理由で転職することを防げます。

薬剤師向け転職サイトの選び方!

薬剤師の転職には転職サイトがおすすめですが、薬剤師向けの転職サイトは数多くあり、どのサイトを選んでもいいわけではありません

ここでは、薬剤師向け転職サイトを選ぶうえで重要な3つのポイントを紹介します。

求人数・求人の質

転職サイトの主な仕事は「求人の紹介」です。そのため、サイトを選ぶうえで、求人の質と量の確認は欠かせません。

求人数が多ければ、自分の希望する転職先に出会える可能性が上がります。全体数だけでなく、自分が働きたい職場や地域の求人が多いかどうかも重要です。

一方、いくら求人数が多くても「この条件なら働きたい」と思える求人が少なくては、意味がありません。このため、求人の質も重要なのです。

転職サイトには、公開されている求人以外にも「非公開求人」と呼ばれる求人があり、公開求人よりも質が高いことが多いです。

公開求人や利用者の評判なども参考にしながら、質の高い非公開求人を多く保有している転職サイトを選びましょう。

運営会社の信用

転職サイトの運営会社は、人材紹介業の大手からベンチャー企業までさまざまです。運営会社の信頼性も、転職サイトを選ぶうえで重要です。

信用度の低い会社は経営が不安定な場合が多く、報酬目当てに転職を強いられるなどの不利益を利用者が被る可能性が高いからです。

このようなトラブルを防ぐためにも、会社規模や転職サイトの運営年数などから、会社の信頼性が高いと判断できるサイトを選びましょう。

厚生労働省認定の「職業紹介優良事業者」のように、外部組織からの評価も判断のポイントです。

実際に利用した人の評判の高さ

求人の質や量、運営会社の信用度が分かっても、実際に提供しているサービスの質までは判断しにくいものです。

そこで、本当に利用すべき転職サイトを見つけるには、実際に利用した人の評判が参考になります

利用者の口コミや評判を見て、評価の高いサイトを選べば、転職サイト選びで失敗する可能性を低くできます。

とはいえ、ネット上の口コミや評判は真偽の区別が難しいので、鵜吞みにしすぎず、最終的な判断は自分がする意識を持つようにしましょう。

薬剤師向け転職サイトのおすすめはどれ?転職先の職場別に紹介

薬剤師向け転職サイトの選び方を3点紹介しましたが、ほかにも転職サイトを選ぶうえで欠かせないポイントがあります。

それは、自分に合う転職サイトを選ぶことです。特に、転職したい職場に強い転職サイトを選ぶか否かで、転職の成功率は大きく変わります

ここでは、職場別のおすすめ転職サイトを紹介します。

調剤薬局に転職したい人におすすめの薬剤師転職サイト

調剤薬局は薬剤師の主な職場ですので、薬剤師向けの転職サイトに掲載される求人も、調剤薬局の割合が他の職場より高い傾向にあります。

中でも調剤薬局への転職に強く、求人も豊富な転職サイトを紹介します。

アプロドットコム

アプロドットコム

アプロドットコムは、1998年から薬剤師の転職支援をしている独立系の転職サイトです。

運営会社の株式会社アプロ・ドットコムは、厚生労働省委託事業の「優良派遣事業者」に認定されており、信頼度の高い会社です。

2019年11月現在、全体の求人数は69,492件で、このうち調剤薬局は55,599件と、業界トップクラスの求人数が魅力です。

豊富な求人数に加え、利用者の希望条件に合う求人を探してくれるため、勤務地が限られている人に特におすすめの転職サイトです。

面接が不安な人には面接同行サービスもあるなど、サポートも充実しており、初めての転職やブランク明けなどで不安な人にもおすすめです。

ファルマスタッフ

ファルマスタッフ

ファルマスタッフは、大手調剤薬局チェーンの日本調剤のグループ会社が運営する薬剤師向け転職サイトです。

大手企業のグループ会社であるため経営基盤が安定しており、「優良派遣事業者」の認定も受けているため、信頼度の高い会社です。

調剤薬局が母体のため調剤薬局の求人が豊富で、2019年11月現在の求人数57,624件のうち、47,309件が調剤薬局の求人です。

日本調剤以外の調剤薬局の求人も豊富なので、調剤薬局に転職したい人なら登録して損はないサイトです。

正社員だけでなくパートや派遣・契約派遣の求人も豊富なので、正社員以外の雇用形態で働きたいと考えている人にもおすすめの転職サイトです。

ドラッグストアに転職したい人におすすめの薬剤師転職サイト

収入が比較的高く、近年は調剤業務も行う店舗も増加しているドラッグストアは、薬剤師の人気が高い職場の一つです。

ドラッグストアへの転職に強く、高収入の求人を豊富に保有する転職サイトを紹介します。

マイナビ薬剤師

マイナビ薬剤師

マイナビ薬剤師は、転職業界大手のマイナビグループが運営する薬剤師向け転職サイトです。

新卒の就活支援で最大手で、厚生労働省の「職業紹介優良事業者」の認定を受けており、信頼できる会社です。

2019年11月現在、全体の求人数は56,961件、このうちドラッグストアの求人数は16,439件と、豊富な求人を保有しています。

サポート面では、利用者と「会って話す」ことに力を入れているため、実際にキャリアアドバイザーと会って面談をしたい人におすすめの転職サイトです。

札幌から鹿児島まで、全国に相談会場があるので、首都圏以外の地方に住んでいる人もキャリアアドバイザーと面談ができるのもメリットです。

リクナビ薬剤師

リクナビ薬剤師

リクナビ薬剤師は、転職業界最大手のリクルートグループが運営する薬剤師向け転職サイトです。

求人数は約50,000件で、ドラッグストアの求人はこのうち約12,000件と豊富です。

ドラッグストアの求人に限らず、高収入の求人が豊富なので、転職を機に年収アップを狙う人におすすめの転職サイトです。

求人は東京を中心とした1都3県のものが多く、首都圏でドラッグストアの求人を探している人におすすめです。

転職業界最大手のノウハウを生かしたサポートが特徴で、コンサルタントの質が高く、提案力の高さに優れていると評判です。

今後のキャリアを考えて転職を検討しており、キャリアプランに合った転職先を探している人には、おすすめの転職サイトです。

製薬企業に転職したい人におすすめの薬剤師転職サイト

製薬会社は、そのポストの少なさから転職は難しいと思われがちですが、転職サイトを上手に活用すれば、製薬会社への転職も夢ではありません。

製薬会社の求人を多く保有するなど、製薬会社への転職におすすめの転職サイトを紹介します。

薬キャリ

薬キャリエージェント

薬キャリは、東証一部上場のエムスリーグループが運営する転職サイトです。

エムスリーグループは、医療業界に特化したビジネス展開をしており、製薬会社の間でも圧倒的な知名度を誇ります。

2019年11月現在、全体の求人数は12,524件、このうち企業の求人数は72件です。

この数に非公開求人は含まれていないため、サイトに登録すればこれ以上の製薬会社の求人を閲覧できるようになります。

製薬会社への転職だけでなく、さまざまな職場への転職に強いため、転職を検討している薬剤師なら利用して損はない転職サイトです。

電話やメールのレスポンスが早いと評判で、なるべく早く転職したい人にもおすすめの転職サイトです。

マイナビ薬剤師

マイナビ薬剤師

マイナビ薬剤師は、マイナビグループが培ってきた数多くの企業とのパイプを生かし、製薬会社の求人も多く保有しています。

2019年11月現在、製薬会社の求人数は227件ですが、この数字には非公開求人が含まれていません。製薬会社の非公開求人を他にも保有しているでしょう。

病院に転職したい人におすすめの薬剤師転職サイト

さまざまな症例を経験し、薬剤師の専門性を高められる病院は、スキルアップを目指す薬剤師に人気の職場です。

病院薬剤師の求人が豊富で、さまざまな病院にパイプを持っているおすすめの転職サイトを紹介します。

リクナビ薬剤師

リクナビ薬剤師

リクナビ薬剤師は、「リクルートドクターズキャリア」や「ナースフル」などの医療系転職サイト」」で培った病院とのパイプがあり、病院の求人が豊富です。

2019年11月現在、病院の求人数は約3,000件と、豊富な求人数を保有しています。

ファーマキャリア

ファーマキャリア

ファーマキャリアは、薬剤師・看護師の転職事業を手がけるエニーキャリア株式会社が運営する薬剤師向け転職サイトです。

会社の歴史は浅いものの、他のサイトでコンサルタントをしていた人が集まって作った会社で、質の高いコンサルタントが集まっているのが特徴です。

2019年11月現在、全体の求人数は28,636件、このうち病院の求人は2,394件です。

利用者の希望を組み合わせた求人を提案する「オーダーメイド求人」という独自のサービスがあり、自分に最適な求人を見つけたい人におすすめです。

求人が出ていない病院にもコンサルタントが交渉してくれるため、働きたい病院が決まっている人にもおすすめの転職サイトです。

薬剤師向け転職サイトについてよくある質問

転職サイトの利用を検討している人の中には、「サイトは複数利用した方がいい?」、「パートで働く場合も利用すべき?」などの疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。

ここでは、薬剤師向け転職サイトについてのよくある質問と、その答えを紹介します。

薬剤師は転職サイトを複数利用したほうが良い?

転職サイトを利用している人の中には、「転職サイトを複数利用するなんて、今利用しているサイトのコンサルタントに申し訳ない」と思う人もいるかもしれません。

しかし、転職サイトを複数利用すれば、検討できる求人数が増えるだけでなく相性の良いコンサルタントが見つかる可能性も上がります。転職サイトは複数利用しましょう

ただし、同じ案件に二重に応募するなどのトラブルを防ぐためにも、複数のサイトを利用していることはコンサルタントに確実に伝えておきましょう。

薬剤師向け転職サイトを利用して、失敗した人はいる?

転職サイトを利用すれば転職に失敗する可能性を下げられる一方、転職サイトを利用しても転職に失敗してしまう人はいます。

失敗の主な原因は、「コンサルタントとのコミュニケーション不足」と「コンサルタントとの相性」です。

コンサルタントに自分の希望や考えが上手く伝わらないと、希望と離れた求人を紹介されることが多く、転職失敗の可能性が上がってしまいます。

コンサルタントとの相性が悪かったり、質の悪いコンサルタントに当たってしまうと、せっかく転職サイトを利用しても上手に活用できません。

これらの失敗を防ぐには、複数のサイトに登録して相性の良いコンサルタントと転職活動を進めることをおすすめします。

パートとして働きたい薬剤師は転職サイトを利用すべき?

転職サイトと聞くと、「正社員向けのサービス」というイメージを持っている人もいるかもしれませんが、薬剤師向けの転職サイトでは、パートの求人も豊富です。

そのため、パートや派遣など、正社員以外の働き方をしたい人にも、転職サイトの利用をおすすめします

ただし、転職サイトによっては、正社員の求人が中心でパートの求人が少なかったり、派遣の求人の取り扱いがなかったりする場合もあります。

パート薬剤師として働きたい場合には、パートの求人が豊富な転職サイトを選んで登録しましょう。

自分にぴったりの転職サイトを利用して、薬剤師転職を成功させよう!

転職サイトは、薬剤師の転職成功に欠かせない存在です。ただし、ただ転職サイトを利用すればいいわけではありません。

自分に合う転職サイトを見つけて、上手に活用することが重要です。

複数のサイトに登録してそれぞれの強みや弱みを把握し、自分にとって最もプラスになるサイトを探すことが必要です。

この記事を参考に、自分にぴったりの転職サイトを利用して、転職を成功に導いてください。